第190回国会(常会)
平成28年2月17日(水)第1回
日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する調査
(「二院制」のうち、参議院と衆議院の関係(参議院として重視すべき役割)について)
- 【参考人の意見骨子】
- 大東文化大学大学院法務研究科教授
浅野 善治 君
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- 衆議院の特色が政権との協働であるのに対し、参議院の特色は継続性と安定性であるとの見解
- 国民の参議院への期待は政局に左右されない政策審議であるとの見解
- 参議院は議員間の自由討議による政策討議に適しているとの見解
- 参議院の選挙制度は同一政党から複数の候補者が出得る大選挙区制が期待されるとの見解
- 千葉経済大学特任教授
荒井 達夫 君
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- 官僚機構におけるキャリアシステムの問題点
- 「政府と官僚機構をつくる衆議院、それを監視する参議院」という視点から国会の行政統制を見直す必要性
- 衆参共に予算委員会と決算委員会を統合して財政委員会を創設し、参議院に行政監視調査局を、衆議院に会計検査院を置くことの提案
- 議院内閣制の下で一院制を採用した場合の行政監視の困難性
- 【発言者】
- 赤池 誠章 君(自民)、風間 直樹 君(民主)、西田 実仁 君(公明)、仁比 聡平 君(共産)、松田 公太 君(維元)、江口 克彦 君(維会)、和田 政宗 君(日本)、渡辺 美知太郎 君(無ク)、主濱 了 君(生活)、高野 光二郎 君(自民)、藤末 健三 君(民主)、丸山 和也 君(自民)、小西 洋之 君(民主)
- 【主な発言項目】
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- 日本国憲法制定過程においてGHQが一院制を主張したねらい
- 緊急事態への対応策
- 参議院に行政監視調査局を、衆議院に会計検査院を置く理由
- 公務員のキャリアシステムの弊害に対する改善策
- 参議院の行政監視機能強化の方策
- 参議院の独自性を強調しすぎることへの懸念
- 委任政令の統制の在り方に関する問題意識
- 参議院における党議拘束撤廃の必要性とその困難性
- 参議院から大臣・副大臣・政務官を出さないことへの所見
- 戦前の貴族院に対する評価
- 参議院議員を地方代表とすることへの所見
- 参議院の特色を出すために憲法改正に踏み込むことの是非
- 参議院を「再考の府」・「良識の府」と考えることの是非、是とする場合の実現策
- 合区についての所見
- 参議院における都市選出議員と地方選出議員の人数格差についての所見
- 国会に会計検査院を置くことと憲法90条との関係
- 参議院議員の政党所属を法的に禁止することの是非
- 集団的自衛権に関する政府の憲法解釈変更と国会の憲法監視機能との関係
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