二院制と参議院の在り方 会派 委員名 回次 -

1 一院制・二院制の長所・短所及び是非

一院制
  • 仮に一院制になれば、元老院のような推薦制による諮詢機関という構想があり得る
自民 福島啓史郎 159 iii - 19
  • 地方自治体議会は一院制で問題はないとの意見があるが、外交や防衛まで広げた議論をするときに内政の延長でいくと大政翼賛会の議論と同じことになる
自民 藤野公孝 159 i - 18
  • 党の新憲法起草小委員会の検討(平成17年)においては、国会は二院制とすることが多数の意見であるが、一部には一院制を主張する意見もあったとしている
自民 舛添要一 162 6 - 2
  • 参議院議員として自己否定する人が参議院で3分の2以上に達することはあり得ないであろうから、現行憲法の改正手続で参議院を廃止する一院制は良しあしにかかわらず不可能
自民 山崎 力 159 ii - 19
  • 国会の議事の効率性の観点からのみ一院制にすることは、代表民主制の危機を加速することはあれ、本来の民主主義のありよう、健全な発展という観点からは大いに問題がある
民主 鈴木 寛 159 i - 17
  • 1970年代前後にヨーロッパで二院制の一院制への移行や一院制的運用現象が生じ、日本でも注目したが、貴族がなくなった社会、社会の複雑化に伴う国会審議の効率化が背景と理解していた
民主 平野貞夫 159 i - 7
  • 一院制では、一院を構成する多数政党がそのまま内閣を組織し、これに対する第二院のチェック機能がなくなり、肥大化する行政権力、官僚制の弊害がますますひどくなるのではないか 
共産 仁比聡平 161 6 - 5
  • 法律成立の効率性から一院制論が主張されているが、より重要なのは、法案が憲法に照らし国民と国の在り方にとりどのような意味を持つのか、民主主義の府として審議を尽くし、国民の意思形成のかなめとなることである
共産 仁比聡平 161 6 - 5
  • 憲法をめぐる二院制の論議においては、総じて国権の最高機関としての国会の権能、機能を切り縮める方向が打ち出されているのではないかと懸念する
共産 仁比聡平 162 5 - 8
  • 参議院があると法案が成立しにくいとして一院制を主張する考え方は危険
共産 吉川春子 155 2 - 5
  • 議院内閣制の下で一院制を採ると、行政府に対するチェックが弱まり、さらに弊害が増えるのではないか
共産 吉川春子 159 i - 11
  • 一院では立法府としての国会の任務である行政府に対するチェック、多様な民意の反映という二つの機能を十分に果たせない
共産 吉川春子 162 i - 7
  • 一院で議論して終わりという場合は、よほど冷静な国民でないと、韓国で見られたような大混乱が起きる可能性が避けられない
社民 田 英夫 159 ii - 16

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