二院制と参議院の在り方 会派 委員名 回次 -

2 参議院の機能-特に独自性を発揮すべき分野

参議院の在り方・参議院改革
  • ハウス・オブ・カウンシラーズという参議院の英語名は、評議員のようで実権がないような印象があり、変更を提言したい
自民 荒井正吾 161 i
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14
2
3
  • 参議院の独自性の主張は、参議院を守るための議論と受け止められないよう、良識の府として考えていくべき
自民 福島啓史郎 159 iii - 19
  • 参議院の独自性という考え方より、両院は対等・同列の立場であるが機能・役割を分かち合っている、両々相まって国会として求められる機能を最大限に果たしていく、そのためにどう分担し合うのがよいかという役割分担の視点が重要ではないか
自民 森元恒雄 162 i - 9
  • 憲法上の衆議院優越規定の根拠を含め、第二院としての参議院の役割を議論すべき
民主 直嶋正行 151 2 - 7
  • 平成12年に(参議院有識者懇談会で)議論されていることをもう一度小委員会で議論してみてはどうか
民主 松井孝治 159 i - 16
  • 参議院は必要であるが、参議院の改革が必要である
民主 松井孝治 162 i - 2
  • 各州代表で構成され地方の問題を中心的に取り扱うドイツの連邦参議院の在り方が、日本の二院制を議論するうえで参考になるのではないか
公明 高野博師 153 2 - 6
  • 参議院改革には選出方法によるものと運用によるものがあるが、まず今の枠内で参議院らしく進めるにはどうしたらよいかという議論を重視すべき
公明 山本 保 159 i - 16
  • 議会制とは何か、民主主義とは何かを考えるとき、本当の意味の非効率とは審議がきちんと行われていないことにあるとの指摘を、今後の二院制と参議院の在り方を考えるときに正面から受け止めなければならない
共産 仁比聡平 161 6 - 5
  • 参議院が民主主義発展に果たしてきた役割を明らかにし、一院制の問題点も調査し、参議院が不可欠であることをアピールすることが必要
共産 吉川春子 155 2 - 5
  • 憲法上の参議院制度を積極的に機能させていく努力が求められているのであり、憲法改正とは別次元の問題と考える
共産 吉川春子 161 ii - 4
<現状>
  • 参議院は政党に縛られ、衆議院とそっくりになり、衆議院をチェックするような状況ではなくなっている
自民 関谷勝嗣 161 ii - 10
  • 政党内では、定数の差により参議院の倍の衆議院議員がおり、参議院は従属の形にならざるを得ず、国会内における参議院の役割も限定的になってしまう
自民 山崎 力 159 ii - 20
  • 今は政策決定にスピードやダイナミズムが求められるが、参議院は必ずしも社会のニーズに適応していないことを意識すべき。衆議院と役割分担し、重畳的・重複的議論より、視点を変えて議論することが必要ではないか
民主 松井孝治 162 i - 2
  • 抑制・均衡の府、良識の府、再考の府としての参議院の役割はますます重要になってきており、国民もそれを期待しているが、現状ではそうなっていないところに大きな課題がある
公明 山下栄一 161 6 - 4
  • 連立政権になったことで、与党内で協議して決定しているために国会で野党との妥協に応じられないなど、政策策定のプロセスで参議院や国会の意味が変わっているのではないか
公明 山本 保 159 ii - 13
  • 衆議院の運営や選挙制度のしわ寄せが参議院に来て、議会の批判、上下両院の批判を参議院が一身に受けているような思いをすることがある
共産 吉川春子 159 ii - 14
存在意義・役割
  • 参議院は、長期の任期を持つ議員を選出し、専門的な良識に任せてチェックをするというのが基本的原則
自民 愛知治郎 161 ii - 5
  • 二大政党制化の中で衆議院の暴走が危惧されるが、ポピュリズムの過ちを抑制する参議院の役割は今後ますます重要になる
自民 愛知治郎 162 ii - 2
  • 解散のある衆議院は時事的事項、解散のない参議院は長期的課題というように明確に役割分担をすることが重要
自民 愛知治郎 162 ii - 2
  • 第一院たる衆議院は内閣の判断を素早くチェックし、その時点における民意を素早く反映させる役割があるが、第二院たる参議院は外政・内政の基本的構造に関係する部分に議論を集中させ、国の方向に誤りなきを期する役割がある
自民 荒井正吾 162 5 - 3
  • 一時の国論の暴走を時間と距離を置いて冷静にチェックする役割は今後ますます大きくなる
自民 荒井正吾 162 5 - 3
  • 上院の本来の意義は下院の暴走の歯止めにある
自保 市川一朗 155 2 - 4
  • カナダは下院中心の議院内閣制で、上院はそれをチェックする役割
自民 市川一朗 158閉 1 - 11
  • 人口の大都市集中から衆議院の構成が都市中心型に傾斜しており、地方分権が進む中で参議院の果たす役割は大きい
自保 亀井郁夫 153 2 - 8
  • 二院制の一番の目的は、両院が互いの足らざるところを補うことであり、6年間解散のない参議院がじっくり勉強して衆議院をチェックするために二院制になっていると考える
自民 関谷勝嗣 161 ii - 10
  • 衆議院は政権をねらい争う構造があり、制度設計も含めた本当の国益を考えられるのは参議院しかない
自民 藤野公孝 161 ii - 6
  • 党の部会の発言力では参議院議員がはるかにリードする場合もあり、このような点も注意して見てほしい
自民 舛添要一 159 ii - 8
  • 参議院は選挙で何十万という支持を得て議員になっていることが権威の理由ではないか。かつ、参議院は官・行政のポストを求めず一家言持つ議員の集まりというところに権威を求めるのも一つの考えである
自民 松村龍二 159 ii - 21
  • 衆議院の審議に会派構成の異なる参議院の影が反映し、衆議院が自由勝手にできないという意味で参議院の存在自体に意義がある
自民 松村龍二 159 iii - 21
  • 参議院は国会の立法府として最高意思決定機関であることを明確にすることが必要であり、二院制では、一歩下がって議論を尽くすことが重要なので、参議院にその機能を持たせることが必要
自民 山下英利 162 i - 10
  • 参議院議員は数十万を超える有権者の支持をもって選出され、6年間の確実な任期が保障されていることから、少なくとも党の政策形成過程において極めて重要な役割を果たしている
民主 鈴木 寛 159 ii - 20
  • 公正な社会をつくり上げるには、民主主義と立憲主義・法の支配のバランスが重要。立憲主義・法の支配の実現を担うのは主に裁判所であるが、立法府では参議院がその実現の一翼を担うべき
民主 鈴木 寛 161
162
6
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3
8
  • 参議院不要論を唱える人はいても、参議院議員不要論が聞こえてこないのは、どの政党でもその政策立案活動の主翼を担っているのは参議院議員であるという実態に基づく
民主 鈴木 寛 161 6 - 4
  • 参議院の調査会が超党派的な活動で極めて質の高い重要な議員立法を行い、世の中に大変な公益を与えている事例もある
民主 鈴木 寛 162 5 - 3
  • 6年間解散がない点をいかすべきであり、長期の問題、腰を据えて行うべき問題についての参議院の役割を明確にすべき
民主 富岡由紀夫 161 i - 13
  • 任期も長く安定している参議院は、制度の根本まで立ち入った議論を行うべきであり、政策評価、政策実行のチェック、人事まで含めたチェック機能を強化してはどうか
民主 松井孝治 161 ii - 2
  • 政府・与党は一体化すべきという意味では衆議院は執行の院であり、参議院は、それに対して一定の距離を置き、チェックの院としての機能を果たすべき
民主 松井孝治 162 i - 3
  • 政治機能の役割分担について、民意の集約機能は第一院、多様な意見を反映する機能は第二院というのが明確ではないか
民主 簗瀬 進 162 5 - 11
  • 両院は対等だが役割と権限は根本的に違うものにしなければならず、大いにめり張りを付け、政策評価、行政監視、決算、条約審査はやはり参議院の役割としてあるべきではないか
民主 若林秀樹 159 i - 18
  • 良識の府・再考の府としての役割をはっきりさせる方向で改革をすべき
公明 山下栄一 161 ii - 3
  • いかに賢い熟慮の院にするかということで、衆議院との割り振りやルールづくりが必要
公明 山本 保 159 iii - 20
  • 参議院有害論・無用論は、憲法が本来予定する三権分立と議院内閣制の在り方を傷付け、不当な多数圧制による行き過ぎた偏奇をもたらす
共産 仁比聡平 161 6 - 5
  • 一院がぎりぎりまで混乱して強行採決がなされるようなとき、参議院がそれを良識の府として再考する大きな役割を果たしてきたという数々の経験は、二院制の本来の趣旨を実証するもの
共産 仁比聡平 161 6 - 5
  • 参議院の独自性、衆議院との役割分担・機能分担を強調すると、衆参それぞれの院が最高機関として本来の責務を果たしていくという本来の民主的統制の在り方、民主的政治過程における国民の意思と政策形成の在り方が大きく損なわれていくとの懸念を持つ
共産 仁比聡平 162 5 - 9
  • 衆議院の女性議員の比率は各国の中でも非常に低く、参議院では女性が比較的議席を確保しているという点でも、大きな役割を果たしている
共産 吉川春子 159 ii - 22
  • 調査会は、6年の任期でじっくり議論をし、参議院の独自性を出そうということで、DV法などで成果を出している
共産 吉川春子 159 iii - 20
  • 解散のない参議院は長期的な展望を持った審議が可能であり、一院だけの審議による不十分さや欠陥を補い、誤りを正すことができる
共産 吉川春子 162 ii - 5
  • 殊更参議院の独自性という形で衆議院との違いを強調する必要はない。6年間の長い任期、解散がなく安定していること、何十万の支持を得て議員になっていることなど、参議院の特性をいかすことで十分
共産 吉川春子 162 5 - 5
  • 行政府とつながった衆議院に対してチェック機能を発揮する役割がある
社民 田 英夫 161 ii - 4
  • 政党が政権を目指して相争う衆議院に対し、参議院は、冷静な判断のできる人材が冷静な雰囲気の中で国民と密接に結びつきながら正しい道を進むという役割を果たすべき
社民 田 英夫 162 ii - 6
  • 参議院の意義は、当初、一院の専断を抑制し、衆議院の審議を補完し、世論の帰着について判断を的確にすることなどであったが、そうした方向に今行っているかということが大きな問題
無会 岩本荘太 159 i - 14

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