平和主義と安全保障 会派 委員名 回次 -

1 第9条と平和主義の理念

平和主義
  • 憲法を、より現実的に、より実効性ある平和憲法に改正すべき
自保 愛知治郎 156 6 - 21
  • 陸海空の戦力を保持する以上、現実が憲法から乖離したのではなく、憲法が現実に取り残されたと認識する。ただし、平和憲法と言われる基本理念は世界に冠たる政治哲学であり、大事にすべき
自民 浅野勝人 161 3 - 11
  • 平和主義、国際協調主義が憲法の基本原理であることを再確認、明確化するため、前文は基本的に堅持すべき
自民 荒井正吾 162 3 - 1
  • 党の新憲法起草小委員会の検討(平成17年)においては、戦後日本の平和国家としての国際的信頼と実績を高く評価し、これを今後とも重視するとともに、我が国の平和主義の原則は不変のものであることを強調し、今後とも積極的に国際社会の平和に向けて努力するとしている
自民 舛添要一 162 6 - 2
  • 党の論点整理(平成16年)は、新憲法は、平和主義の原則が不変のものであることを明確に世界に宣言するなど、21世紀の新しい日本にふさわしいものにすべきとしている
自民 若林正俊 161 6 - 10
  • 党の論点整理(平成16年)は、戦後日本の平和国家としての国際的信頼と実績を高く評価し、これを今後とも重視すること、平和主義の原則が不変のものであり、決して侵略国家とならないことを明確にすることなどの意見が出たとしている
自民 若林正俊 161 6 - 10
  • 国際社会の中で協調しながら相互に平和に生きていくという環境をつくり出すことが日本の国益
民主 川橋幸子 156 9 - 22
  • 日本の国の在り方を考えたとき、平和主義が国の基本ではないか。カンボジアの地雷除去作業に立ち会ったとき、核を持たず武器輸出をしないことがいかに日本の在り方を強くアピールし、現地の住民から信頼されるものであったかということを伝えたい
民主 川橋幸子 159 5 - 14
  • 戦争をやらせないということがこの憲法の本質であり、恒久平和主義、主権在民、基本的人権の尊重は一体となっている
民主 角田義一 147 3 - 6
  • 憲法の揺るぎない先見性、開放性は、構造的暴力の克服をうたう前文と直接に暴力の克服をうたう9条が相まってこそ担保されるものであり、いわゆる南北格差や民族紛争、宗教問題等も克服できる実践的な道しるべの意義を有している
民主 那谷屋正義 162 4 - 8
  • 党の憲法調査会中間報告(平成16年)は、日本は、一国による武力の行使を原則禁止した国連憲章の精神に照らし、徹底した平和主義を宣明しており、この原則的立場については、平和主義を国民及び海外に表明するものとして今後も引き継ぐべきとしている
民主 直嶋正行 161 3 - 3
  • 9条があるから平和主義が日本に生まれたのではなく、日本の長い歴史や所与の条件から平和主義があるということを踏まえ、さらにこれを押し進めていくことが重要
民主 簗瀬 進 147 3 - 12
  • 党の憲法調査会中間報告(平成16年)は、9条の原則的立場は、徹底した平和主義であり、武力の行使について強い抑制的姿勢を貫くことであるが、これらの原則的立場は今後もきちんと引き継いでいくべきとしている
民主 簗瀬 進 161 6 - 12
  • 平和主義は過去の戦争に対する反省の結果であることが憲法に引き続き明記されるべきであり、戦争の歴史の総括を主体的に今後も継続していく決意を憲法上も明らかにしていくべき
民主 簗瀬 進 162 6 - 4
  • 平和とは、積極的に大変な努力をして獲得し、維持するためにも相当のエネルギーが要るということを、日本人は理解してこなかったのではないか
公明 高野博師 156 7 - 12
  • 戦争は暴力の極致であるが、今は暴力に対する痛みを感じにくい時代状況にあり、暴力に対してもう一度国民的な問題として取り組むことが平和主義の議論につながるのではないか
公明 山下栄一 156 I - 28
  • 平和憲法の理念、精神性は堅持すべきであり、むしろ今こそ国民全体で再確認し、今後、より積極的に国際社会に対し平和主義からのメッセージを力強く発信すべき
公明 山下栄一 161 3 - 4
  • 憲法は、21世紀を平和で戦争のない世紀としようとする人々への導きの星となっており、これを守り抜くことへの世界の期待が強まっており、これにこたえるべき
共産 吉岡吉典 159 5 - 5
  • 21世紀は軍事力による紛争解決の時代ではなく、国際的な道理に立った外交と平和的な話合いが世界政治を動かす時代にしなければならない
共産 吉川春子 161 6 - 13
  • 恒久平和主義を定める9条と、30に及ぶ先駆的で豊かな人権条項を守りいかすことは一体である
共産 吉川春子 162 6 - 10
  • 平和憲法は、核の時代の平和を先取りして、世界の理想を体現している
社民 大脇雅子 147 2 - 4
  • 憲法は、軍事力や武力という軍事的価値を重視しない文化、国民の気風を育ててきた
社民 大脇雅子 147 3 - 3
  • 9条1項を国際的に理解してもらうため、日本政府は、衆参の決議を受けて不戦国家宣言を行い、モンゴルの非核国家宣言のように国連総会で承認を受けてはどうか
社民 田 英夫 159

161
162
1 5 3 I - - - - 16 15 7 31
  • 第一次世界大戦で市民の死者が軍人の死者を上回り、第二次世界大戦では広島・長崎のほか、市民の死者が非常に多かったという中で、国連・国連憲章が出来、それと並んで憲法が出来たことを大切に考えていくべき
社民 田 英夫 159 1 - 20
  • 平和を保つということが憲法の柱であり、この考えを貫くことは容易ではないが、これを守りとおし、引き継いでいくことが戦争で生き残った者の務めである
社民 田 英夫 159 6 - 16
  • 原爆が出来た以上、人類はもう戦争をしてはならないとの幣原元首相の言葉は、日本人が世界の中で動いていく基本として大切にしなければならず、特に、広島・長崎という唯一の核兵器の悲惨な体験を持つ日本は、世界の先頭に立って、戦争をしてはならないということを基本として考えなければならない
社民 田 英夫 161 6 - 15
  • 戦争をすれば人類が消滅する時代になったことを考えると、今の憲法は、幣原氏を中心に人類というスケールで人間の生き方を世界に向かって提案したすばらしいものである
社民 田 英夫 161 6 - 15
  • この先戦闘行為をすべて放棄する社会はあり得ないというのが客観的判断かもしれないが、そこに至る道のりがいかに厳しくとも、各人がそれを望み、努力しない限りは、戦争のない世界は来ないことを認識すべき
無会 岩本荘太 159 5 - 6
  • 民主主義を情報公開と合議制の徹底と定義すれば、これらは軍事作戦の障害となるため、戦時には民主主義は通用しないと考えられるが、これを逆用し、民主主義を徹底すれば戦闘はできなくなることに着目できないか。日本は戦後、民主主義の徹底による合議制が戦争を回避してきたと考えられ、日本のたどってきた道を国際社会、特に民主主義を導入し得ていない国に宣伝すべき
無会 岩本荘太 159 5 - 6
  • 半世紀以上平和憲法を守ってきた日本が普通の国宣言をすれば、他国とは比較にならないほどの危機感を持って外国、特にアジアに受け止められるという点に留意すべき
無会 岩本荘太 159 5 - 7
  • 憲法は自国を規制するだけであり、今までどおり平和主義を貫き、理想として不戦国家であることを高らかにうたい上げるべき
無会 岩本荘太 159 5 - 7

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