平和主義と安全保障 会派 委員名 回次 -

2 自衛権の有無(集団的自衛権を含む)と自衛隊の位置付け

自衛隊
<海外派遣・国際貢献>
  • 世界の安全保障への寄与に対しての自衛隊の使用は許容すべき
自保 荒井正吾 156 7 - 18
  • 自衛隊のような野営能力、自活能力、防衛能力、攻撃反発能力を持つ組織を治安活動目的で派遣することは必要であり、前文の平和貢献への一つの対応にもなる
自保 荒井正吾 156 7 - 18
  • 治安活動を目的とした自衛隊等の派遣については、派遣対象と目的の明確化(例えば国連の認定その他の場合)が必要
自保 荒井正吾 156 7 - 18
  • 国際貢献活動、非伝統的脅威に対する活動等平時における自衛隊の活動の範囲、行動の態様(武器使用を含む)、他省庁・他国の関係組織・国際機関との協力の態様について法の整備が必要
自民 荒井正吾 162 3 - 2
  • 今の自衛隊のような組織を東アジアの平和と安全に貢献していくことの一つの証左として使っていくことも有効ではないか
自保 中島啓雄 156 9 - 23
  • 2章の章名を「国際紛争を解決する手段としての戦争放棄」に改め、9条1項は維持し、3章として「安全保障」の章を新設し、(1) 個別的及び集団的自衛権の保有及び行使の明確化、(2) そのための自衛隊の保有、(3) 国際協力のための自衛隊の派遣を規定すべき。(3) は国際協力の章を設けてそこに規定してもよい
自民 福島啓史郎 159 5 - 10
  • 戦争放棄の消極的対応だけでなく、憲法の中で章を立てて積極的に国際貢献・国際協調主義を宣言して、自衛隊を国際協力のためにも活用していくことが必要
自民 藤野公孝 159 5 - 8
  • 自衛隊のPKOの活動については、自衛隊とは別組織をつくり派遣すべきとの意見もあるが、日ごろの訓練による危機管理能力や装備の整備の点から考えても、自衛隊の中での派遣が妥当
自民 藤野公孝 159 5 - 8
  • 自衛隊が海外に出てPKO等の国際協力活動を行っている現実と9条が余りに乖離しており、国際協力を9条に明記し、国際協力のために自衛隊の持てる力を活用すべき
自民 舛添要一 161 3 - 2
  • 日本がPKOや国連の意思決定に裏打ちされた多国籍軍に参加するための部隊は、日本の主権の行使に携わる自衛隊でなく、国連待機部隊とすることを我が党は検討しており、その際、自衛隊と待機部隊との機能的な連携や無駄を省くことも必要であるが、肝要なのは、国威発揚的発想からの脱却である
民主 江田五月 159 5 - 3
  • イラク支援に限らず、これらの措置(自衛隊派遣)は国連の集団安全保障の枠組みの中で、憲法に反しない範囲で国連憲章上の責務を果たしていくべき
民主 小林 元 159 5 - 9
  • 自衛隊は、海外での集団的自衛権行使のために生まれたわけではなく、国民の財産や命を守るためのものであり、イラクへの自衛隊派遣は違憲と言わざるを得ない
民主 那谷屋正義 161 3 - 11
  • 海外に自衛隊を出す場合の議会の関与に関する統一した原理原則をつくらない限り、本当の意味において議会の自衛隊に対するコントロールを確立することはできない
民主 簗瀬 進 161 3 - 19
  • 党の憲法調査会中間報告(平成16年)は、憲法の空洞化と形骸化という二つの問題の発生原因は、国際関係の中での原因としては、初めに米国ありきといった外交によってルールがはっきりとしない自衛隊の海外派遣が繰り返され、あたかも日米関係が憲法を超えるかのような政治実態が生まれてしまっていることであるとしている
民主 簗瀬 進 161 6 - 11
  • 党の憲法調査会中間報告(平成16年)は、憲法の空洞化・形骸化の大きな背景として9条の問題があり、自衛隊が世界屈指の軍隊の実態を持ち、海外派遣を繰り返していく姿と憲法との乖離に国民は大変疑問を持っているとしている
民主 簗瀬 進 161 6 - 11
  • 前文及び9条1項の「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、」という規定から、自衛隊が武力の不行使を前提として、国連を軸とする非軍事・民生中心の国際平和活動へ参加することは当然認められ、また、日本が国際平和へ一定の責務を果たすことは、日本の国際的地位からも当然
公明 浜四津敏子 162 6 - 7
  • 前文について、文章が支離滅裂、翻訳調、他国に安全を依拠して独立の信念がない、普遍性の明記は問題などと言ってきた人たちが、前文を拡大解釈して自衛隊の海外派兵を正当化する根拠としていることは、矛盾であり、ごまかしの議論であることの証明
共産 小泉親司 159 5 - 10
  • 自衛隊は憲法との関係で問題があると同時に、自衛隊法で定められた目的があり、国際的役割を果たす際に何が何でも自衛隊を派遣すればよいということにはならない
共産 吉岡吉典 156 7 - 14
  • 9条の条文からも憲法制定議会の論議からも、自衛隊を持てるということも自衛隊をどこかへ派遣することができるということも出てこない
共産 吉岡吉典 156 8 - 20
  • アジアでは、日本は戦争の真の清算がない国とみなされており、日本の軍隊が再び海外に出兵するようになることへの強い危惧があり、これを無視した外交・安全保障政策は採るべきではない
共産 吉岡吉典 159 5 - 5
  • 集団自衛権は武力の濫用の歴史であり、日本が武力攻撃を受けていない下で自衛隊を派遣することは、他国防衛のための派兵にほかならず、集団自衛権容認論には反対
共産 吉岡吉典 159 5 - 5
  • 自衛隊は専守防衛に徹し、武力行使につながる危険のある国際貢献に参加させるべきではない。あくまでも非軍事の協力に限定すべきであり、自衛隊の国際貢献を9条に加える考えには賛成できない
社民 近藤正道 162 6 - 11
  • 国連を改革し、アジアの地域的な国際的総合安全保障機構を構築し、軍事への依存を低めていく道筋を描く中で、自衛隊を災害救助、非武装の国際協力隊、領土警備隊に縮小、再編していくべき
社民 近藤正道 162 6 - 11
  • 国際貢献には賛成であるが、なぜ自衛隊でなければならないかという点には疑問を持つ。中国を始めとするアジア諸国は、自衛隊が強大になることを歓迎しない
社民 田 英夫 159 4 - 16
  • 自衛隊のかなりの部分を移し、武装を解き、服装も変えた国際協力隊という組織をつくってはどうか。同時に、青年海外協力隊を大規模にし、国際協力隊と一緒にし、国際協力庁というような新しい政府の組織としてはどうか
社民 田 英夫 162 4 - 13
  • どうしても自衛隊を海外に出すなら、憲法にきちんと明記すべき
国連 田名部匡省 156 6 - 24
(武器の使用)
  • 治安活動を目的とした自衛隊等の派遣については、武器使用のルールの明確化が必要。その場合、国際基準に沿い、比例原則を発揮させた原則が必要
自保 荒井正吾 156 7 - 18
  • 平和構築のために自衛隊が海外で治安維持活動をする場合の発砲原則が国際基準と合っているのか、比べてみることが必要
自民 荒井正吾 161 3 - 17
  • 武力集団としての自衛隊が派遣される以上、防衛出動と同じようなカテゴリーの中で武器使用を認めるべき
自保 福島啓史郎 156 9 - 9
  • 国連軍への参加も含め、国連又はこれに準ずる国際的スキームの下における国際協力のための自衛隊の派遣及び派遣された自衛隊の武器使用ないし武力行使は、集団的自衛権の論議とは別のものであり、国際協力基本法の制定等により、この点を明確にし、武器使用ないし武力行使の範囲を明確化すべき
自民 福島啓史郎 159 5 - 11
  • 海外でそれなりに危険な地域で活動するのであるから、武力行使と区別された武器使用の基準を自衛隊に即して考えることが喫緊の課題
公明 白浜一良 159 5 - 9

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