日本国憲法は、大日本帝国憲法を改正するという形式で制定されました。この帝国憲法改正案は、まず、昭和21年6月20日(第90回帝国議会)に衆議院に提出され、8月24日に修正議決(1 帝国憲法改正案)が行われた後、貴族院に送付されました。貴族院での審議の後、10月6日に修正議決(2 帝国憲法改正案)され、衆議院に回付された後、翌7日に衆議院がこの回付案に同意して、帝国憲法改正案が成立しました。そして、11月3日に天皇の裁可を経て日本国憲法として公布され、22年5月3日から施行されました。
当ホームページでは、この帝国憲法改正案の貴族院審議における議事速記録を掲載いたしました。なお、その表記については、可能な限り議事速記録の原本を忠実に電子化しましたが、ホームページにおける表記の技術的理由により、原本どおりに表記できなかった字句については、こちらをご覧下さい。